• 2017年 6月 25日

パーキンソン病や本態性振戦の患者さんの食事を支援するスプーン『Liftware Stablizer』

   

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パーキンソン病などで振戦(不随意の手足のふるえ)などの症状がでると、自分で食器を使って食事をするのも難しくなるケースがあります。

普段はできていたことが自力でできなくなるという状況は精神的にも大きな負担となり、看護師や介護を行う立場の人からしても、慎重にケアをおこなわなければ行けない部分です。今回はそのような患者さんを実用的にも精神的にも助ける製品『Liftware Stablizer(リフトウェア・スタビライザー)』を紹介します。

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手の震えを自動で検知し、食事をこぼさない

昨年米のLift Labs Designから発表された、『Liftware Stablizer』は、柄の部分に加速度計と、スタビライザー(揺れを打ち消して安定を保つ装置)が組み込まれたスプーンです。加速度計が利用者の手の震えを検知し、スタビライザーが自動でスプーンを水平に保つため、振戦で手が震えてしまう患者さんも、料理をこぼさず、自ら食事することが可能になります。

スタビライザーには100種類以上の振動を打ち消すアルゴリズムが組み込まれているため、振動の約70%は打ち消すことが可能です。

現在はスプーンのみに対応した本製品ですが、柄はアタッチメント方式になっているため、Lift Labsでは将来的にフォークやキーホルダーなどのアタッチメントの販売を予定しています。

 クラウドファウンディングサイトを使って寄付も実施中

今月に入ってLift Labsはクラウドファウンディングサイト、IndiegogoでLiftware Stablizerを普及させ、パーキンソン病の患者さんを支えるための寄付金を募っています。300ドルからの寄付金で商品を手に入れることができますが、Indiegogoでの売上と同じ額を、Lift Lab Design社が同じ金額を補助するという仕組みです(上限5万ドルまで)。295ドルの寄付金ごとに、同社は振戦の研究と患者さんの支援を行う団体、International Essential Tremor FoundationにLiftwareを2点寄付されます。

 まとめ

患者さんへの食事の補助の人手を減らせるだけでなく、患者さんを精神的な面でも支えるすばらしい発明ですね。日本でも高い技術力が本当に必要としている方へ向かい、社会としてそれをクラウドファウンディングなどで支援する取り組みがより進むといいですね。

<参考リンク>
Lift Labs March Match

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One Comment

  1. 内臓だけじゃない!『VocaliD』が声のドナーを募集中 | 看護師のためのライフスタイルWebマガジン LILIE|リーリエ
    2015年2月6日 at 6:50 AM - Reply

    […] パーキンソン病や本態性振戦の患者さんの食事を支援するスプーン『Liftware Stablizer』 […]